こなつの丁寧な生活

主婦ねこのこなつが、憧れの丁寧な生活をマイペースに送るブログ

【発酵食品】味噌玉は毎日食べられる非常食!ほっとする味を簡単でおいしく!

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こんにちわ!主婦ねこのこなつです!

  バレンタインデーの前日、2月13日の夜11時8分に、福島県沖を震源とする震度6強地震がありましたね。私は、福島県と隣接する茨城県に住んでいるんですが、そろそろ寝ようかなと思った矢先の緊急地震速報の音に、とにかくビックリしました。その後、久しぶりの大きな揺れ。それでも、震度4でした。福島県宮城県ではもっと揺れたのかと思うと、さぞ怖い思いをされたと思います。お見舞いを申し上げます。

 

 さて、今回は、この地震を受けて、いつ起きてもおかしくないと言われている、首都直下地震南海トラフ巨大地震この文字を見るだけでも怖い(;'∀'))、その他台風や豪雨といった災害時の非常食のことを考えようと思います。

 

 

備蓄はローリングストックで!

 ツィッターなどのSNSやネットでの情報では、13日の地震後、2日後(2月15日)が大きいのが来るのではないかと心配されていました。過去の、阪神淡路大震災東日本大震災熊本地震も2日後に本震と言われる、さらに大きな地震に見舞われたからです。

 私も東日本大震災の被災者(被害は他の方よりは小さいと思います)ですので、日頃から多少の備蓄はしています。でも、どうしても非常時を特別扱いしすぎて、あれもこれもと考えると、高上りになりますよね。多少は仕方がないですけど。

 こういった非常時の備蓄の出費を少しでも抑えるためには、非常食と日常の食べ物をできるだけ同じにすることです。よく言われる「ローリングストック」という方法です。使ったら買い足すというサイクルを、備蓄に利用するんですね。この方法だと、非常時のような不安定な精神状態を、少しは安心させることができると思います。非常時の食べ物に求められることは、

  • いつも食べ慣れているもの
  • 栄養があるもの
  • 保存が効くもの

じゃないかな、と思います。

非常食になるいつもの味噌

 毎日食べている物の中に、栄養があって、いざという時に冷蔵庫に頼らなくても保存が効く食べ物を考えました。ネットの知恵も拝借いたしました。そうしたら、やっぱり「発酵食品」!代表的な「味噌」が浮上してきました。

発酵食品の「味噌」の栄養は?

 味噌は、日本の代表的な発酵食品として、あまりにも有名ですね。麹菌を、米や麦、豆(大豆)に繁殖させ、米麹、麦麹、豆麹をつくり、それらを蒸した大豆と発酵させると、米味噌、麦味噌、豆味噌になります。一般的によく食べられているのは、米味噌です。

 うちでも、米味噌をほとんど毎日、味噌汁として食べています。この味噌には、どんな栄養があるのかと言いますと、大豆が主原料ですから良質な植物性タンパク質を多く含んでいます。他に、ビタミン、ミネラル、食物繊維など。さらには、

味噌の酵素の働き

 

体内で作ることのできない必須アミノ酸9種類すべてが生成されます。

さらにさらに、

味噌の発酵の働き

 

大豆タンパク質、大豆イソフラボン、大豆レシチンサポニンリノール酸、メラノイジン、カルシウムなどの栄養素が大豆の栄養にプラスされています。

 

 味噌汁をよく食べる人は、ガンに罹りにくい胃がん乳がんなど)というのも、味噌の豊富な栄養を知れば納得ですね!そして、また食べる私。

どんな味噌が非常食向き?

 ずばり、減塩やだし入りといった加工された味噌は不向きだと思われます。これらは、冷蔵庫のような低温が保たれる場所でないと、カビてしまうようです。やはり、昔ながらの米麹と大豆と塩で発酵させた味噌(米味噌に限らず、麦味噌も豆味噌も)がよいと思います。

 また、味噌は、加熱処理し発酵を止めた味噌と、未加熱(生)で酵素が活きている味噌があります。非常時に冷蔵庫が使えない状況を考えると、加熱処理した味噌がいいのかなと、個人的には思います。冷蔵庫が使える日常で考えれば、未加熱の生味噌がいいことは間違いないですが、常温だと発酵しすぎて、味も見た目も変わってしまいます。

味噌を「味噌玉」にすれば・・・

 以前から、「味噌玉」のことは知っていましたが、水も電気もガスもある状況下で、あえて味噌玉を作ろうとは思いませんでした。でも、13日の地震で、日頃の備蓄の強化を考えていたら、栄養があるものをどう保存するか、ということを考えるようになりました。発酵食品の保存性を知っていたので、さらにいろいろ調べ、もともと保存性のある「味噌」を「味噌玉」として、日頃から食べていたら、非常時でも安心できそうだと思ったのです。

簡単でおいしい!味噌玉を習慣に!

 作り方は、いたって簡単!

 ラップを広げ、味噌(大さじ1)、汁の実(乾物)、鰹節、だしの素(少々)をのせて丸めるだけ。お椀一回分。食べたいときに、お湯で溶かせば、簡単な味噌汁の完成です!

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  • 汁の実は、乾燥した野菜や乾燥わかめ、高野豆腐など、好みでアレンジすれば、バリエーションに富んだ味噌玉が作れます。
  • ラップで直接、味噌を包むのではなく、鰹節や汁の実などの乾物をまとわせてから、ラップで包んだ方が使いやすいですね。
  • 自分にとって忙しい時間帯の食事に利用すれば、親しみが沸いてなくてはならない存在になり、習慣が定着しそうです。私なら朝食に利用します。
  • 保存は、とりあえず冷蔵庫。非常時は、常温しかないですね。

だし昆布も!

 だし昆布も、汁の実にすればいいですけど。その話じゃないんです。いざという時、昆布でとった”昆布だし”が、「あなたとあなたの大切な人を守ります」という話です。

 どういうことかというと、東日本大震災のような大災害時、福島第一原発のような原子力発電所から漏れ出した放射能による、身体的なリスクを少しでも抑えることに役立つということなんです。一番心配されるのは、甲状腺がん。このリスクを下げるのは、キッチンのだし昆布。ない方は、今からでも常備することをおススメします。この海藻の昆布に含まれる”ヨード”というぬめりの成分が、放射能による甲状腺がんのリスクから、私たちを守るらしいのです。だいぶ前に、何かの本で読みました。だから、東日本大震災の時にも、昆布だしをみんなに飲ませました。そして、友達や親せきにも原発の事故を聞いてすぐに、伝えました。もう必死ですよ!

 そういうことで、だし昆布もいざという時に役に立ちます。ぜひ、記憶のどこかに置いておいて下さい。

 

 

 一番は、災害など起きないことです。日常が、いつも安心であることが何よりです。

でも、地震大国の日本。いつ起こるか分からない大地震に、私たちは備えなくてはなりません。そんな時、自分も周りの人をも少しでも安心させられる物は、いつも食べ慣れた”ほっとする味”だと思います。発酵食品の味噌には、その力があると思っています。